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Q & A
質問
盆栽は想像以上に難しくない・・・
いかがでしょうか。
様々なことにチャレンジして盆栽のノウハウを作り上げていってください。
それでも・・・どうしても・・・・と言う方に、
私が失敗を重ねた経験談も併せてご案内いたします。
「私にできたのだから、きっとあなたならもっと上手にできますよ。」
参考にしていただければ幸いです。
水やりについて
不在時の水やり
【お仕事、出張、旅行中・・・】
お仕事や出張・旅行で水やりが難しい場合。盆栽にとっては緊急事態です。できれば、ご近所の方にお願いしたいものですが、なかなかそうはいかないですよね。以下に対処法をまとめました。
①置き場所を変える
午後日陰になる場所に置き換えます。直射日光や西日で土も葉も乾燥しますので、日のあたる時間を短くし乾燥を防ぎましょう。午前中に光を浴びる建物の東側がベストです。植物的にとっては、1日2時間程度の光があれば生きることができます。1週間程度でしたら日陰でも大丈夫ですので、風除けのある北側が良いかもしれません。
盗難の心配があるご家庭では、屋内退避しかありません。水をはった受け皿に「けやき」を鉢ごと置きます。場所は東側の窓際がベストです。底から水を吸わせるようにします。1週間を上限にしてください。水が淀み傷むと「けやき」も弱り腐りやすくなります。
帰宅後は太陽光線をいっぱい浴びれる屋外に出して水やりをしてください。土がカラカラでしたら、水をはったバケツに鉢ごとドボンと浸けてください。
②水苔で乾燥を防ぐ
窓からの日差しを確保できない場合や、①ではどうしても心配という方は水苔を使います。表土を乾燥から守るために水ごけに十分水を含ませ、「けやき」の根本ではなく、鉢のヘリに水苔を置きます。水苔は保水性が良く、植物の乾燥防止に使われます。乾燥された状態で園芸店やホームセンター、100円均一店でも販売されてます。ご使用の際は、水に浸して吸水させてから使用します。
③帰宅後は、
深夜でも水やりをしてください。「けやき」には新鮮なお水がすぐ必要です。外に置いている場合、梅雨時や雨降りの場合はそれほど心配はありません。しかし、猛暑になると完全に水切れなんてことに。特に夏場はカンカン照りのお日さまの光を一日中浴びるような環境ではお昼頃にはすでにカラカラに乾いています。水のたっぷり入ったバケツにドボンと鉢ごと1分ほど浸けてください。ブクブク・・・と泡が出ましたら、土の中は完全にカラカラですね。
元気がない・・・
もはや全滅か・・・
店長もやりました(涙)。盆栽の位置を変えたものの、背の低い植木に紛れて見えませんでした。
当然、葉っぱはカリカリで全滅。枝もボキボキ折れる始末。完全に死んでしまったかと・・・諦めかけました。1週間水やりを夏場に忘れれば本当は死んでもおかしくありません。
そんなことはないっ。きっと生き返るはず。そんな気持ちにさせたのは、5年物の形の良い「けやき」だったからです。
それから毎日朝晩忘れず水やりをしました。その年はとうとう葉っぱは出ませんでした。それでも諦めず翌年も忘れず水やりをしましたが、葉っぱは出てきません。あきらめの悪い店長は翌々年も忘れず水やりをしました。気持ちが通じたのか、いくつかの枝から少量の葉っぱが出てきました。さすがに涙が出るほど嬉しかったですね。とうとう3年越しで見事に完全復活。
みなさまも決して諦めないでくださいね。芯まで枯れていなければ復活する可能性があるという事です。
カリカリになったら・・・
話は長くなりましたが、このとき店長がとった方法です。
①カリカリになった葉っぱは全て摘む。
一度葉っぱがカリカリになると元には戻りません。しかし、幹と枝が生きていれば新しい新芽が出てきます。
②一日2回の水やりを忘れない
③日陰に置く。
半日陰ではなく一日中日陰の場所です。木は弱ってますので、休ませるためにも日陰です。
④天に祈る
冗談ですが、盆栽の生命力を信じるのみです。